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美幌療育病院院長原 誠之助
光は、北方より
 国内の新型コロナ感染も8回のピークを経て、沈静化の兆しが見えてきています。当院でも昨年末から2回目のクラスターが発生しましたが、2ヶ月で終息させることができました。利用者およびご家族の皆様には大変なご心配をおかけしましたことをこの場をお借りしてお詫び申し上げます。また、直接的あるいは間接的に感染に対応してくれた職員に慰労と感謝の言葉を贈ります。2回の院内クラスターにより利用者の7割、職員の5割が新型コロナウイルスに罹患しましたが、大きな後遺症もなく普段の生活に戻っています。十分な免疫を獲得したことで、今後は大きなクラスターの発生はないと考えていますが、重症化あるいは合併症を起こしやすい利用者も多く、引き続き標準予防策などによる感染対策を行なっていきます。ただ、5月8日から新型コロナは5類感染症に変更となります。市中の感染状況を見ながら、対策のハードルを少しずつ下げていき、1年後にはコロナ以前の状態に戻せれば、と考えています。もうしばらく、外来受診や利用者への面会などでご不便をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。
 さて、当院の前身である国立療養所美幌病院は1944(昭和19)年に日本医療団美幌奨健寮として創設、1947(昭和22)年に厚生省に移管され国立療養所となりました。その後、2003(平成15)年3月1日に社会福祉法人北海道療育園へ経営が移譲され、美幌療育病院へと生まれ変わりました。当初より重症心身障害児(者)病床120床と療養病床30床を合わせた150床を、法人理念の1つである「福祉施設は社会の共有財産」とし、また地域に根差した医療施設を運営しております。
 ここで一般には馴染みのない「重症心身障害」について説明します。重度の肢体不自由と重度の知的障害とが重複した状態を重症心身障害、その状態にある子どもを重症心身障害児、さらに成人した方を含めて重症心身障害児(者)と呼んでいます。1967(昭和42)年には児童福祉法改正により重症心身障害児施設が法制化されました。その後、2012(平成24)年4月1日からは18歳未満が対象の医療型障害児入所施設(児童福祉法)と18歳以上が対象の療養介護事業所(障害者総合支援法)の2つの法律に拠る施設へと変更されました。2018(平成30)年4月以降も重症心身障害児と者の一貫とした、かつ施設定員・設備と職員などの一体とした、恒久的な運営が可能となり、現在に至っております。
 重症心身障害児(者)の方々は、当院のような施設入所をはじめ、生活介護や短期入所、訪問サービスを利用しながらの在宅生活など、様々な形で日々の生活を過ごしています。この方々の生活と健康をお守りすることが当院の使命です。職員一同この使命を果たすべく、病院理念に基づき基本方針を日々実践しています。また地域の皆さまからのご要望もあり、2005(平成17)年から「発達外来」を開設しました。オホーツク圏域における唯一の療育専門病院として、引き続き多くのお子様の診療と治療、リハビリテーションを行なっていきます。信頼され、選ばれる病院であるため、安心・安全な医療と福祉サービスの提供のためには人財確保が必要不可欠ですが、地域の人口減少や少子高齢化もあり、医師を含め、その確保には苦労しており、利用者のケアが十分に行き届かない状況になりつつあります。打開策として、町内・外の施設でも実績のある、ミャンマーからの特定技能外国人を今年度から受け入れる予定です。また人財育成も重要です。院内・外、オンラインでの充実した研修、働きやすい職場環境と新規採用職員の教育には自信があります。私たちとともに障害児(者)医療を実践していただける職員を随時募集しておりますので、ご興味のある方はぜひともご一報ください。
 今年3月で美幌療育病院は開院20周年を迎えることができました。5月21日には美幌町民会館びほーるで記念式典と公開講演会を開催します。また、年内には他にも様々な行事を企画しています。利用者および地域の皆様と一緒に楽しめる内容です。たくさんの方々にご参加いただき、ともにお祝いしていただければ幸いです。今後とも美幌療育病院の運営にご支援・ご協力をお願いいたします。

2023年4月
社会福祉法人 北海道療育園
美幌療育病院
院長 原 誠之助
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■ 法人   社会福祉法人北海道療育園
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TEL 0166-51-6524/FAX 0166-51-6871
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・美幌療育病院
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TEL 0152-73-3145/FAX 0152-73-5298
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